2010年12月16日
虐待されるワークライフバランス
ワークライフバランス
という言葉をよく耳にするようになりましたが、
この言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますでしょうか。
私はこの言葉は使う人の立場によってずいぶん意味が変わる、
非常に核心がとらえづらい言葉だなと感じております。
・残業が多くて嘆いている人が言うと「プライベートの時間の確保」という意味になり、
・企業が言うと「仕事と家庭の両立による従業員のやる気アップと会社の活性化」という意味になり、
・政府が言うと「少子化対策としての就業女性の子育てサポート」という意味になります。
各人の思惑がワークライフバランスという横文字で表現されることで、
言葉が意味するところがずいぶんと変わってしまうわけです。
そういう意味で、ワークライフバランスという言葉はabuse(アビューズ)、
つまり虐待されているなと思うわけです。
私は個人的には仕事も人生の構成要素の一つですから、ワークとライフをバランスさせるという言葉には違和感を覚えます。ライフ(人生)はワーク(仕事)よりも大きいわけですから。
しかし他に良い言葉がないですし、政府もこの言葉を使っていますので、
この言葉を使うしかないというのが現状です。
一方で、言葉の使われ方はさておき、仕事と生活の調和を図りたいという一般の方々のニーズは確実に高まっていると思います。
一番大きな要因は、バブル崩壊後(高度経済成長期以降という人もいます)、物価と生活水準が上昇しているにもかかわらず、給与水準が横ばいであること。そして、企業のコスト削減・人員削減に伴に労働負荷が増加しているにもかかわらず、知識労働の効率化が全然進んでいないことが挙げられます。
少し乱暴に言うと、支出が増えているのに収入が増えておらず、それを補うための長時間労働や夫婦共働きが常態化しているという状態かなと個人的には理解しております。
で、これに対して政府や企業が何とかせねばということで、平成20年に内閣府の仕事と生活の調和推進室が設立されたり、それを受けてワークライフバランスを支援する企業が出てきたりという動きが出てきているわけです。
ところで、ワークライフバランス先進国であるアメリカで面白い調査結果があります。
*マイコミジャーナル 2008 年6月23日より
某ワークライフバランス系コンサルティング会社が労働者1,789人に対して実施したアンケートによると、98%の人が、「企業が従業員に対して用意するワークライフバランスのためのプログラムが、実際にはあまり効果的ではない」と評価しているそうです。
また、ワークライフバランスの実現を「不可能だ」と答えた割合は、女性労働者で87%、男性労働者で89%。また、96%の労働者が「会社で提供されるワークライフバランスのプログラムは効果がなく、利用しがたい」と回答。
ということで、試みとして色々なプログラムが導入されているものの、現場で働く人の大多数にとっては効果がないものだということがわかったわけです。
日本の場合はどうでしょうか。
私は約10年間、外資系メーカーで営業とマーケティングの仕事に関わった経験がありますが、肌感覚としては上の調査と同様に、ワークライフバランスが単なるお題目ではなく、企業の文化・価値観として定着していくには相当の時間と努力が必要だなと感じます。
でも人生は短いわけですから、社会や国が変わるのを待っていたら
おじいちゃん・おばあちゃんになっちゃうでしょう(>-<)。
ですから、私は過労で体調を壊したのと結婚したのを機に、ワークライフバランスを変えるための行動に自ら打って出ました(ちなみに私は男性です)。派遣で仕事をしながら、在宅ビジネスを始めることにしたのです。ちょっと毛色の違うキャリアチェンジです。
こうして私の理想のワークライフバランスを実現するための旅が始まったわけです。
しかし、周りを見回してみると、何とかしなきゃと思っていても選択肢がなくてどうしたら良いのかわからない人が沢山いるということに気がつきます。
そういう意味では、やりたい在宅ビジネスに出会うことができた私はご縁に恵まれたな~と感じております。
男の方が仕事を辞めるとは珍しいね~、と言われますが、私としてはとても良い決断をしたなと思っています。
仕事も家族も両方大切ですからね、変な妥協はしたくないですから d(^-^o)
皆さんはどうですか?
ご参考までに、
>>私が運営しているビジネスのサイトはこちら。
という言葉をよく耳にするようになりましたが、
この言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますでしょうか。
私はこの言葉は使う人の立場によってずいぶん意味が変わる、
非常に核心がとらえづらい言葉だなと感じております。
・残業が多くて嘆いている人が言うと「プライベートの時間の確保」という意味になり、
・企業が言うと「仕事と家庭の両立による従業員のやる気アップと会社の活性化」という意味になり、
・政府が言うと「少子化対策としての就業女性の子育てサポート」という意味になります。
各人の思惑がワークライフバランスという横文字で表現されることで、
言葉が意味するところがずいぶんと変わってしまうわけです。
そういう意味で、ワークライフバランスという言葉はabuse(アビューズ)、
つまり虐待されているなと思うわけです。
私は個人的には仕事も人生の構成要素の一つですから、ワークとライフをバランスさせるという言葉には違和感を覚えます。ライフ(人生)はワーク(仕事)よりも大きいわけですから。
しかし他に良い言葉がないですし、政府もこの言葉を使っていますので、
この言葉を使うしかないというのが現状です。
一方で、言葉の使われ方はさておき、仕事と生活の調和を図りたいという一般の方々のニーズは確実に高まっていると思います。
一番大きな要因は、バブル崩壊後(高度経済成長期以降という人もいます)、物価と生活水準が上昇しているにもかかわらず、給与水準が横ばいであること。そして、企業のコスト削減・人員削減に伴に労働負荷が増加しているにもかかわらず、知識労働の効率化が全然進んでいないことが挙げられます。
少し乱暴に言うと、支出が増えているのに収入が増えておらず、それを補うための長時間労働や夫婦共働きが常態化しているという状態かなと個人的には理解しております。
で、これに対して政府や企業が何とかせねばということで、平成20年に内閣府の仕事と生活の調和推進室が設立されたり、それを受けてワークライフバランスを支援する企業が出てきたりという動きが出てきているわけです。
ところで、ワークライフバランス先進国であるアメリカで面白い調査結果があります。
*マイコミジャーナル 2008 年6月23日より
某ワークライフバランス系コンサルティング会社が労働者1,789人に対して実施したアンケートによると、98%の人が、「企業が従業員に対して用意するワークライフバランスのためのプログラムが、実際にはあまり効果的ではない」と評価しているそうです。
また、ワークライフバランスの実現を「不可能だ」と答えた割合は、女性労働者で87%、男性労働者で89%。また、96%の労働者が「会社で提供されるワークライフバランスのプログラムは効果がなく、利用しがたい」と回答。
ということで、試みとして色々なプログラムが導入されているものの、現場で働く人の大多数にとっては効果がないものだということがわかったわけです。
日本の場合はどうでしょうか。
私は約10年間、外資系メーカーで営業とマーケティングの仕事に関わった経験がありますが、肌感覚としては上の調査と同様に、ワークライフバランスが単なるお題目ではなく、企業の文化・価値観として定着していくには相当の時間と努力が必要だなと感じます。
でも人生は短いわけですから、社会や国が変わるのを待っていたら
おじいちゃん・おばあちゃんになっちゃうでしょう(>-<)。
ですから、私は過労で体調を壊したのと結婚したのを機に、ワークライフバランスを変えるための行動に自ら打って出ました(ちなみに私は男性です)。派遣で仕事をしながら、在宅ビジネスを始めることにしたのです。ちょっと毛色の違うキャリアチェンジです。
こうして私の理想のワークライフバランスを実現するための旅が始まったわけです。
しかし、周りを見回してみると、何とかしなきゃと思っていても選択肢がなくてどうしたら良いのかわからない人が沢山いるということに気がつきます。
そういう意味では、やりたい在宅ビジネスに出会うことができた私はご縁に恵まれたな~と感じております。
男の方が仕事を辞めるとは珍しいね~、と言われますが、私としてはとても良い決断をしたなと思っています。
仕事も家族も両方大切ですからね、変な妥協はしたくないですから d(^-^o)
皆さんはどうですか?
ご参考までに、
>>私が運営しているビジネスのサイトはこちら。
Posted by peacebridge at
06:54
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